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【8年5ヶ月の経験】現場監督と現場代理人の違いを過去の実体験から解説

『現場監督』と『現場代理人』の違いってなんですか?

こんな疑問に、前の職場で現場監督の業務を8年5ヶ月間こなしてきた私がお答えします。

 

『現場監督』と『現場代理人』って知らない人からすると一緒のように感じてしまいますが、責任範囲も業務内容も全然違います。

今回は『現場監督』と『現場代理人』の違いについて、それぞれの責任範囲・業務内容を私の実体験から解説していきます。

あくまで私の実体験基づく話なので、もしかすると会社によって考え方が違ったりするかもしれません。

『現場監督と現場代理人』それぞれの責任範囲・業務内容

 

『現場監督と現場代理人』の責任範囲・業務内容の違いを、以下でそれぞれ表にまとめていきます。

 

現場監督の責任範囲・業務内容

責任範囲 担当エリアのみ
業務内容 担当する工事の下請け業者の見積もり、施工準備、安全管理、工程管理、品質管理、書類作成・管理、完成図書作成

現場監督は準備~施工完了まで、自分の担当する範囲のみでの責任範囲・業務内容となります。

また、仮に大きなミスをやらかしてしまったとしても個人的に責任を押し付けられることはまずあり得ません。

 

現場代理人に、毎日工事の進捗状況を連絡する必要があります。

 

現場代理人の責任範囲・業務内容

責任範囲 工事として請け負っている全エリア
業務内容 工事に関する全ての予算を把握、施工前の全エリアの工事内容と進捗状況を把握、朝礼時の挨拶、客先対応、工程会議出席、安全パトロール出席

現場代理人はルール上必ず1社に一人は必要で『現場代理人=社長の代理』という意味で管轄エリア内の全責任を負うことになります。(社長というニュアンスとかではなく、リアルガチで社長と同等)

実際に自分の管轄内で死亡事故が発生した際、状況によっては『業務上過失致死罪』で逮捕されることもあります。というか過去に何回もあります。

 

上記に加え、『客先のご機嫌取り(飲み会参加など)』『工事の全体的な進捗状況』『どの工事にどのくらいの予算が使われているか?把握』『客先主体で行われる安全パトロール』など、業務量自体はそんなに多くないですが、1つ1つの重要度がかなり高くかなりの責任感がある人でないとできない仕事です。

 

『現場監督と現場代理人』の違い

 

『現場監督と現場代理人』の違いは、先ほどの個別の解説にもあったように主に責任の重さが全然違います。

分かりやすく言うと、現場監督が担当するエリアで死亡事故が起きて、その原因が現場監督の指示忘れや勝手な判断での不安全行動だったりすると『業務上過失致死罪』で現場代理人が逮捕される可能性があります。

これは「現場代理人の目が行き届いてなかった」ということで、基本的には現場代理人が責任を負わされるからです。

現場監督も「自分のせいで現場代理人の○○さんが...」ということを一生背負って生きていかないといけなくなるので、油断せずに最低限安全管理は徹底する必要性があります。

 

現場監督と現場代理人の違いまとめ

 

現場監督と現場代理人の違いを以下表にまとめました。

責任所掌 仕事内容
現場監督 表向きは責任を負う必要はない 担当エリアに関する管理業務
現場代理人 自社管轄全エリアでの全責任を負う(場合によっては『業務上過失致死罪』で逮捕されることも) 自社管轄の全エリアの工事に関することを把握、客先対応、イベント参加

とにかく『責任の重さ』と『客先対応』の部分で全然違います。

ただ、悲しいことに前の職場では『現場代理人手当』のようなものはなく、単なるデメリットでしかありませんでした。

 

メリットがあるとすれば、工事の準備段階から終わりまで(休工日を除いて)ずーっと現場にいないといけないので、いればいるほど出張手当が貰えます。

あまり大きな声では言えませんが、前の職場では毎月給料×1.5倍くらいは出張手当が貰えていたので、アパートを年単位で契約していれば毎月半分以上は出張手当が余っていました。

 

ちなみに気をつけないといけないのは、上記は現場監督と現場代理人の役割がそれぞれ違う人に割り当てられている場合のみの話しで、現場代理人兼現場監督になっている場合はこれらの全てをこなさないといけません。

慣れないうちは忙しすぎて死にかけます。笑

 

【おまけ】現場代理人兼現場監督は割と日常茶飯事であり得る

 

一応今回は現場監督と現場代理人をそれぞれ別の人が担当する場合に関して記載しましたが、小さい会社や請負金額の低い数百万,数千万の案件の場合は、現場代理人兼現場監督は日常茶飯事です。

前の職場では機械工事担当が現場代理人になるのが当たり前だったので、電気工事の担当者だった私は現場代理人の経験は数回くらいしかありませんが、機械工事担当の方は請負金額の小さい案件の場合は当たり前のように現場監督と現場代理人を兼務していました。

請負金額の大きい案件の場合でも、最初の土木工事などは現場監督と現場代理人を兼務していることが多いです。

 

また、以下はある下請け業者の責任者に聞いた話です。

下請け責任者のAさん

特に小さい企業では人手が足りなすぎて現場代理人兼現場監督が当たり前になってしまい、さらに残業代も全て付けられずサービス残業になってしまう、いわゆるブラック企業が多いです。私の前の職場がそうでした。

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